アトピーのステロイドの効果と高血圧治療ガイドライン

高血圧治療の重要性が高まっているのが現代社会であり、日本においても成人の三割以上が高血圧にかかってしまっているとされています。
世界レベルでも大きな問題となっていることからガイドラインも策定されており、それをもとにして国内でも高血圧治療ガイドラインが作成され、時代に応じて適切に対応づけられてきています。
血圧は常に一定しているわけではないことに加えて、食べ物や薬などの様々なものの影響を受けて刻々と変化するものです。
そのため、その測定だけでも大変な部分もあり、患者が生活の中で行っている何がその高低に影響しているのかということを見つけ出すのはなかなか難しいこともあります。
多くの高血圧は原因となる基礎疾患を持っているか、生活習慣の偏りが原因で生じているとされています。
しかし、アトピー性皮膚炎に悩まされているような患者の場合には実は正常なはずなのに高血圧になってしまっているということも見られます。
これはアトピー性皮膚炎の治療に用いられるステロイド剤の副作用として生じることがあるからです。
ステロイドには昇圧作用があることが知られており、しばしば降圧剤が併用されることもあります。
裏を返せば、高血圧が問題となっている患者ではステロイドを使用するのにはリスクがあるということになります。
ガイドラインにおいてもステロイドの減量あるいは中止が第一であるとされており、原則として使用しないこととされています。
しかし、アトピーに悩まされる患者にとってはステロイドの中断をすることが困難である場合も少なくありません。
そういった場合には降圧剤の併用を行うことによってうまく血圧も管理していくように指針が立てられています。